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Wednesday, July 8, 2020

イニエスタ不在時の神戸が問われる“密集”攻略。ヒントは高徳の……。(Number Web) - Yahoo!ニュース

 4カ月という長いブランクを理由にするには、あまりにも課題が共通している。ヴィッセル神戸が、引いた相手を崩せない現状の話である。 【秘蔵写真30枚超】ヤンチャな頃の原口と高徳のバトルやイケイケの前園、ラモス、天才柿谷&宇佐美…Jリーガーの若き日。  J1再開の初戦である7月4日のサンフレッチェ広島戦でも、2月のJ1開幕戦の横浜FC戦と同じく、リトリートしてブロックを組まれると攻めあぐねた。  決定機を作れなかったと言っているわけではない。横浜FC戦では相手より10本も多い14本のシュートを放ち、広島戦でも8本上回っている(計17本)。しかも、半数以上が枠内シュート。決定機はむしろ、作れていたと言っていい。  ただ、2試合で計31本のシュートを放って得点はわずか1。ひねくれた見方をすれば、やはり密集を攻略できていないと見ることもできる。

打ち合いになると神戸は強いが。

 この2試合の共通項は、まず相手に先制点を許している点だ。横浜FC戦では24分に決められ、相手に「割り切って守備」(横浜FC・下平隆宏監督)をさせるシチュエーションを作ってしまった。広島戦では35分に試合の流れとは無関係なセットプレーで失点し、前がかりになった後半に追加点を許している。先制され、うまく試合を運ばれてしまった。  逆に、打ち合いになると神戸は強い。  2月の富士ゼロックススーパーカップ横浜F・マリノス戦では18本のシュートを浴びながらも3-3のドローに持ち込み、PK戦の末に勝利している。アジアチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第2戦の水原三星戦ではシュート数10対11という熾烈な打ち合いを1-0で制した。  そして、このACL水原戦のゴールシーンには引いた相手を崩すヒントが隠れている。

高徳が見せた気の利くワンタッチ。

 ACL水原戦のゴールは試合終了間際に生まれた。イニエスタが酒井高徳の動きを見て浮き球スルーパスを供給し、それを酒井がワンタッチで中央に折り返す。ボールはニアに走り込んだドウグラスをスルーし、その背後に走り込んだ古橋亨梧が飛び込んでゴールネットを揺らした。  注目したいのは、酒井のワンタッチプレーである。  ワンタッチプレーが崩しに有効なのは周知の通り。ディフェンスが虚を衝かれたり、対応が遅れたりするからだ。では、なぜ遅れるか。ACL水原戦のゴールシーンの映像を観ると、水原の選手たちがボールウォッチャーになっていることがわかる。ボールホルダーの酒井やニアに走ったドウグラスに気を取られ、古橋を見失っている。  これは人間が、ボールを見る、選手を見るという2段階での視線移動を強いられるからだと思われる。いくら事前に周りの状況を把握していても、ボールを見た瞬間に自分の視界にいない選手の動きはつかめない――気配を察するという特殊な能力がない限りは。  だから、ボールを止めないワンタッチパスにはどうしても反応が遅れる。仮にあのシーンで酒井がボールを止めてからセンタリングを上げていたら、プレーが2段階になるため水原の選手は古橋を見つけていただろう。密集エリアを崩す場面でワンタッチパスが有効なのは、そういう人間の癖とも関係している。

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