子育て本は、子育てに関するさまざまな情報や知識が書かれた、いわば「子育ての参考書」だ。日々さまざまな子育て本が出版されており、年齢や性別、目的などに合わせて自分の状況に合ったものを選ぶことが必要だ。
そこで本記事では、ロングセラーの子育て本をはじめ、子どもの性別ごとの子育てバイブル本、父親におすすめの妊娠・育児本を紹介する。それどれの内容を比較し、自分が今悩んでいることに対する答えがどの本に書かれているか見つけてほしい。
【目次】
子育て本や育児書って必要？
中には「子供の性格や成長は十人十色なのに、子育て本は本当に必要なの？」と思う人もいるかもしれない。しかし、育児本には、子育ての専門家や経験豊富な著者によるさまざまな知識が書かれており、いろいろな考え方や情報を得ることができる。すべてをそのまま参考にする必要はないが、子育てに困った時や不安を感じた時、新しい視点を見つけるためのヒントを探す気持ちで読んでみるのも良いだろう。
まずは名著やロングセラーから読んでみる
育児書を初めて選ぶ時は、名著やロングセラーから読み始めることをおすすめする。先輩パパママから長い間支持されてきた子育て本は、育児に対する基本的な向かい方や、おおらかな心持など、育児に奮闘している人を応援するような内容が書かれていることが多い。
読むことで安心感を得られたり、元気をくれるような育児書を1冊でも持っておくと、子育てにつまずいた時にきっと助けになってくれるはずだ。
今の自分に合ったテーマの本を適度に取り入れる
子育てに絶対的な正解はない。そのため、育児書に書かれている参考になりそうな部分を真似するのがおすすめだ。
しかし、「離乳食を食べてくれない」「トイレトレーニングが思うように進まない」「発達のスピードが気になる」など、具体的な悩みがある場合は、個別の悩みに答えてくれるような育児書を読んでみるのも良い。特定の悩み事に対して、その部門の専門家が執筆した育児本の中には、きっと悩みを解決してくれるようなアドバイスがあるはず。
ロングセラーの子育て本
まずは、ロングセラーの子育て本を紹介したい。多くのパパママに読まれてきた有名な子育て本は、育児に行き詰ってしまった時、きっと役立つはずだ。
子育てハッピーアドバイス 明橋 大二
『子育てハッピーアドバイス』は、100万部を突破しているベストセラーの子育て本。親と子の明るい未来のためのさまざまなヒントを、イラストや漫画でやさしく解説している。スクールカウンセラー・精神科医として活躍している明橋大二氏の、語るような温かい文章も特徴。その温かい言葉の数々に、読みながら涙するパパママもいるほどだ。子育て中のすべての親を支え、子育てに自信と安心をくれる1冊。
出典 公式サイト｜子育てハッピーアドバイス 明橋 大二
最高の子育てベスト55 トレーシー・カチロー
『最高の子育てベスト55』は、科学的根拠のあるアドバイスだけを厳選して紹介した育児書。シアトルに住む著者が書いた本書からは、海外視点の子育ても学ぶことができる。全米メディアで絶賛されたことをきっかけに日本でも出版され、12万部を突破している名著。子育て中の芸能人ママにも注目されており、テレビで紹介されることも多い。具体的例を挙げて書かれているため、すぐに実践できると高評価を得ている。
出典 公式サイト｜最高の子育てベスト55 トレーシー・カチロー
男の子向け、女の子向けの子育てバイブル本
ここでは、男の子向け、女の子向けそれぞれの子育てバイブル本を紹介する。新生児の時は大きな差を感じなかった性別の違いも、年齢を重ねてくるとその違いに驚くことも多い。男女それぞれの子育てで大切にするべきことを、これらの本を読んで参考にしよう。
男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方 竹内エリカ
『男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方』は、小学生になる前の男の子向けの子育て法をアドバイスしてくれる育児書。ママにとって未知の世界の”男の子”。本作品は、20年間で乳児から大学生まで約12,000人を指導してきた著者が、男の子の心理を分りやすく解説してくれている。男の子の子育てはハラハラさせることばかりだが、小学生になるまでに「ダメ！」と言いすぎてしまうと好奇心が育たないとか。常にランキング入りしている人気作。
女の子の育て方 「愛され力」＋「自立力」＝「幸福力」。 諸富祥彦
『女の子の育て方 「愛され力」＋「自立力」＝「幸福力」。』は、0〜15歳児の女の子を持つ親が、子育てですべきことを紹介した育児本。教育カウンセラー・教育学博士でもある著者が、女の子の子育ての悩みに対して、具体的な解決法をアドバイスしてくれる。「自己肯定感は、親が子供に贈ることができる最高のプレゼント」、「お母さんがハッピーでいること。それが、ハッピーな女の子を育てるための大原則」など、子育て中のママパパを励ますような言葉が多いのも特徴だ。
父親におすすめの妊娠育児本
最後に、父親におすすめの妊娠育児本を紹介する。妊娠を経験することができない男性は、女性の気持ちに寄り添うのがなかなか難しい。妊娠から出産までの知識を本で学び、自分のできるサポートをすることで、ママは幸せなマタニティライフを過ごすことができるはず。
はじめてママ＆パパの妊娠・出産 監修:安達 知子 編集:主婦の友社
『はじめてママ＆パパの妊娠・出産』は、はじめての妊娠中に知っておきたい「妊娠出産の基本」を教えてくれる妊娠育児本。健やかな妊娠生活から赤ちゃんとの新しい生活が始まるまでをサポートする実用書で、ママが必要としているサポートを知ることができる。とにかく情報量が多いため、「これ1冊読んでおけば安心！」という読者の声も多い。初めて子供をもつ男性におすすめの1冊。
嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本 著:荻田和秀
『嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本』は、産科医自らが語り下ろし、妊婦さんとのつき合い方のバイブル的な育児書。著者は、人気テレビドラマ「コウノドリ」の原作漫画の主人公のモデルとなった産科医。「つわりってなんだ？」「予定日っていつのことだ？」などの疑問を、男性の気持ちに寄り添って教えてくれる。「妊婦中は湿布は禁忌」「悪阻中はビタミンBをサプリで摂取」など、一つひとつの情報が医学的根拠に基づいて書かれているため、安心して実践できるのも魅力だ。
出典 公式サイト｜嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本 著:荻田和秀
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文／oki
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November 29, 2020 at 07:11AM
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