東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の混迷が深まった12日夜、菅義偉首相は官邸で記者団の取材に応じた。森喜朗会長に後任を要請された元日本サッカー協会長の川淵三郎氏は前日、「もっと若い人、女性はいないか」と述べたとする首相の発言を記者団に紹介した。だが、事実関係をただされた首相は口を濁した。
森会長は12日夕に辞任を表明。これに先立ち、川淵氏も会長就任を辞退する考えを示した。
首相は同日夜、官邸で記者団に「若い人」「女性」と川淵氏に伝えたかを問われ、「国民から歓迎されるなか、ルール、透明性に基づいて決定をするべきだと考えている」と応じた。正面からの説明を避ける首相に記者団が「具体的にお答えいただきたい」と求めると、首相は「あの、川淵さんと話していません」と返した。
首相はさらに、森氏に「若い人」「女性」などと伝えたかを問われ、「国民から信頼され、歓迎される組織、(会長の)決め方が大事である、こういうことはしっかり申し上げている」と説明。「森氏に伝えたか」と念押しされると、「いいえ、今、申し上げたことは伝えています」と述べた。かみ合わないやりとりに記者団が「伝えています?」と重ねて問うと、首相は「はい」と答えた。
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