
パブリッククラウドにモノリシックアプリケーションをそのままデプロイするという、何もかもが力ずくの動きは依然存在する。 アプリケーションは、機能ブロックに分解して各ブロックをコンテナで実行する方が効率が高い。Computer Weeklyは、企業がコンテナに移行する際に直面する最新の動向、力学、課題を専門家に聞いた。 仮想マシン(VM)とは異なり、コンテナはOS(カーネル)を共有する。そのため1つのOSで複数のコンテナをサポートできる。簡単に言えば、コンテナはOSレベルではなくプロセス(アプリケーション)レベルの仮想化と見なすことができる。
関連記事
企業が絶対知っておくべきコンテナセキュリティの弱点 実はリスクが多いコンテナのセキュリティを確保する方法 「コンテナ」の“誇大広告”にだまされないために確認すべきチェックポイント 後悔しないKubernetesプラットフォームの選び方 小さくて速くてセキュアなユニカーネルの簡単作成ツール コンテナに移行すれば、よりモジュール性の高い構成が可能になる。だがリソースの相互接続が複雑になり、管理、メンテナンス、オーケストレーションが必要になるというトレードオフを伴う。「Kubernetes」のエコシステムが広がりを見せてはいるが、デプロイされている全てのコンテナの健全性、機能、広範な状態を同時に把握するのは簡単なことではない。
コンテナへの移行
Alibabaのレイ・チャン氏(技術リード兼エンジニアリングマネジャー)は次のように話す。「アプリケーションをVMからコンテナに移行するベストな方法についてよく尋ねられる。Kubernetesの構築を試みる顧客は全て、それを複雑だと感じているようだ」 VMのコンテナ化を検討している企業が最初にすべきことは、明確な移行計画を作成することだとチャン氏は言う。そのためには、移行を複数のステップに分ける必要がある。最も安定しているアプリケーション(例えばWebサイト)から始め、複雑なアプリケーションはコンテナスタックが成熟してから移行する。 Appviaのルイス・マーシャル氏(技術エバンジェリスト)は、リスクを軽減するだけでも大きなメリットがあり、レガシーシステムをコンテナ化するという決定が容易になると語る。「レガシーシステムは適宜アップグレードしなければならないため、イミュータブル(訳注)ではない。イミュータブルなコンテナを利用することは、レガシーシステムに存在する不適切な習慣、プロセス、運用プラクティスを取り除く機会になる」と同氏は話す。 訳注:immutable(不変)。この場合は、本番環境にパッチ適用などの変更は行わず煩雑な更新作業から解放されること。 手作業の処理が多く、あらゆる種類のアップデート作業に驚くほど手間が掛かり、リスクを伴うレガシーシステムもある。マーシャル氏の経験では、コンテナには運用コストとメンテナンスコストを下げながらセキュリティを向上させる能力があるという。 レガシーシステムの運用コストがゼロに向かって下がるように努めることをマーシャル氏は推奨する。「コストが高く、提供するビジネス価値が限られているシステムがあるのなら、それをアップデートまたはアップグレードすることを優先する必要がある。システムが『稼働し続ける』ために数人の担当者が定期的に多くの残業を強いられているのなら、それは重大な危険信号だ」 「システムが古くなると、通常はメンテナンスコストが上がり、セキュリティのリスクが高くなり、安定性が低下することを忘れてはいけない」(マーシャル氏)
からの記事と詳細 ( コンテナ移行を阻む課題と解決のヒント(TechTargetジャパン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/2SaLbiV
No comments:
Post a Comment