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28日のラ・リーガ第15節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのセビージャ戦を2-1で制した。
公式戦ここ8試合を7勝1分けで終え、開幕直後の6勝1分けという成績を上回り今季最も勢いに乗っているレアル・マドリー。アンチェロッティ監督はこの試合の前日会見でローテーションは選手に疲労がなければ行わないと明言していたが、実際スタメンはGKクルトワ、DFカルバハル、ミリトン、アラバ、メンデイ、MFモドリッチ、カセミロ、クロース、FWアセンシオ、ベンゼマ、ヴィニシウスと、前試合シェリフ戦からロドリゴをアセンシオに代えるのみにとどまった。
しかし、いかに「機能しているものに手を加えるな」がスペインの鉄の掟だとしても、セビージャはやはり一筋縄ではいかない。ロペテギ監督率いるチームはレアル・マドリー相手といえどもポゼッションで張り合い、12分に先制点を記録。アクーニャの左CKからほとんどマークがない状態だったラファ・ミルが飛び上がりもせずヘディングシュートを決めた。
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先制を許したレアル・マドリーは、失点直後にもR・ミルの決定機を許したものの、これはアラバ、クルトワが好守によってさらなる失点を回避。だが30分にオカンポスがクロスバー直撃のシュートを放たれるなど危機を防いでもまた次の危機が訪れた。苦戦するホームチームだったが32分、ミリトンの意表を突くミドルレンジからのシュートにより同点に追いつくことに成功。ボノが両手弾いたボールがポストに当たって反対方向へと転がり、そこに詰めたベンゼマが枠内に押し込んだ。
ベンゼマは今季ラ・リーガで11得点7アシストを記録しており、得点ランク&アシストランクのどちらでも首位を走る。またクリスティアーノ・ロナウド退団後のゴール数は165試合103得点で、C・ロナウドの退団前の165試合では76得点と明らかに得点ペースが上がっている。
後半も均衡した展開、レアル・マドリーにとっては思うようにならない展開が続くのは変わらず。58分には後方からのボールにアセンシオが抜け出してミドルシュートを放ったが、これは惜しくも枠を外れる。また70分には速攻からヴィニシウスがボールを運んでフィニッシュまで持ち込んだものの、こちらも枠を捉えることはかなわなかった。
アンチェロッティ監督は73分に交代カードを切り、アセンシオとモドリッチを下げてバルベルデとカマヴィンガを投入。バルベルデが右ウィング、カマヴィンガが右インサイドハーフに据えられた。しかし、その後もレアル・マドリーは引いては堅守を見せるセビージャに苦戦。84分にはクロースのプレースキックからアラバがヘディングシュートでゴールをうかがったが、これも枠を捉えられなかった。
このままドローで試合を終えるかに思われたレアル・マドリー。だが87分、今季ブレイクを果たしたヴィニシウスが、そのクラック(名手)ぶりを見せつけた。ペナルティーエリア手前でボールを持ったブラジル人FWは、右足を一閃。強烈な勢いのボールが枠内に突き刺さっている。ヴィニシウスはいつものように胸のエンブレムを強調して、ベルナベウは「コモ・ノ・テ・ボイ・ア・ケレール(どうして愛さずにいられようか)」のチャントが響き渡った。試合は2-1のまま終了のホイッスルが吹かれている。
公式戦の連勝を6、ラ・リーガの連勝を4に伸ばしたレアル・マドリー。ラ・リーガで2位アトレティコ・マドリー、3位レアル・ソシエダと勝ち点4差、さらに4位セビージャに勝ち点5差をつけて首位に位置している。
からの記事と詳細 ( 響き渡る「どうして愛さずにいられようか」のチャント…レアル・マドリー、ヴィニシウスの劇的ミドルでセビージャを... - Goal.com )
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