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Sunday, December 12, 2021

日本ダービーも意識できるのでは…サークルオブライフがGI・阪神JFで見せつけたポテンシャル〈アーモンドアイに続く名牝に?〉(島田明宏) - Number Web - ナンバー

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 名牝への登竜門を制したのは、名門牧場の夢とともに生まれ、名門厩舎で育てられた鹿毛馬だった。

 2歳女王を決める第73回阪神ジュベナイルフィリーズ(12月12日、阪神芝外回り1600m、2歳牝馬GI)で、ミルコ・デムーロが騎乗した3番人気のサークルオブライフ(父エピファネイア、美浦・国枝栄厩舎)が優勝。3連勝でGI初制覇を遂げ、来春のクラシック制覇へと大きく羽ばたいた。

鞍上のデムーロは迷わなかった

 12番人気のダークペイジが単騎で逃げ、前半800m通過は46秒4。平均ペースと言える数字だが、まるでスローペースであるかのように3番手以下の馬群は密集していた。

 そんななか、サークルオブライフは、先頭から8、9馬身離れた中団のやや後ろに控えた。デムーロはこう振り返る。

「新馬戦から毎回上手に走るようになっています。2戦目は出遅れましたが、それからはスタートが上手くなりました。今日は自信がありました。スムーズなレースでした」

 3、4コーナー中間地点から焦れたように上がって行く馬もいたが、サークルオブライフは動かず、中団外目につけたまま直線に向いた。

 デムーロは迷わず、サークルオブライフを馬群の外に持ち出した。

「直線では外を通りましたが、馬場がすごく綺麗で、外の馬が伸びていました。この馬はジリジリ伸びていたので、ずっと信じていました」

【次ページ】 大きなストライドで豪快に差し切った

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