インテルは29日、チェルシーからFWロメル・ルカクをシーズンレンタルで獲得したことを発表した。
2019年夏にマンチェスター・ユナイテッドから加入し、インテルでの2シーズンで公式戦95試合出場64ゴールと活躍したルカク。昨夏には、2011年から2014年までルカクを保有していたチェルシーが、主軸のセンターフォワードとしてクラブ史上最高額となる推定1億1500万ユーロ（約164億円）を費やして再獲得していた。
しかし、2021-22シーズンは期待されていたほどのパフォーマンスを披露できず、リーグ戦26試合で8ゴールという結果に。またピッチ外での発言が問題視されるなど、徐々に序列が低下。そして今夏の移籍が噂されると、最終的にインテルへの1シーズンのレンタルが決定した。
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『GOAL』の情報によれば、レンタル料は800万ユーロ（約11億円）＋パフォーマンスに応じたボーナス。ルカクに週給32万5000ポンド（約4600万円）を支払ってきたチェルシーとしては、保有費を削減できる形となった。なお、買い取りオプションや買い取り義務は付帯していない。
再加入を発表するインテルの『Twitter』の中で、ルカクはスティーヴン・チャン会長との会話で「（たくさんのゴールを決めてくれるだろう？と問われ）それこそ僕がいまここにいる理由だ。（約束できるね？）約束するさ」と意気込みを語った。
インテルはシモーネ・インザーギ監督体制の初年度となった2021-22シーズン、ミランの後塵を拝してセリエAで2位フィニッシュ。一昨シーズンにリーグ24ゴールを挙げるなど11シーズンぶりのセリエA制覇の原動力となったルカクを引き入れ、新シーズンに王者の座を取り戻すことができるだろうか。
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