首都圏中心に中学受験をする子供たちは相変わらず多い。大手学習塾の推計で首都圏の中学受験率は2割近い。東京都の調査で私立中学に進学する割合が5割に迫る区もある。公立への不信の裏返しなら残念だ。私立小学校への受験組もおり、今年の秋のお受験の季節はほぼ終わったという。
▼とはいえ焦ることはないと小欄が書いても説得力に欠けるが、まわりには高校まで公立出身者が多く、公立学校再生への期待は大きい。そのヒントとならないか。学校と地域が協働して教育を推進する「コミュニティ・スクール」の制度を導入する公立校が年を追い増えている。
▼学校関係者以外は、この制度を知らない人が多いだろう。米国や英国をモデルに発想され、日本では学校に地域住民や保護者などが委員となる「学校運営協議会」を設置する仕組みだ。委員は特別職の公務員の立場で学校と情報共有し、意見を述べるなどの役割が明確になった。
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