ドラフト会議で日本ハムから3位指名を受けたメッツ傘下3Aシラキュースの加藤豪将内野手(28)が、25日(日本時間26日)付で自由契約になった。マイナーリーグ公式サイトで公示された。自由契約となったことで、今後日本ハムとの入団交渉が本格化するとみられる。

加藤は日本ハムから指名を受けた後、ツイッターで「この度は日本ハムファイターズに指名していただき、驚いているとともに、とても光栄に思います。ただし現時点、私はニューヨーク・メッツと契約をしていますので、今後の事に関しては周囲と相談し、しっかり考えたいと思います」と投稿していた。

加藤は13年にドラフト2巡目(全体66位)でヤンキースと契約。19年に初めて3Aに昇格した。その後マーリンズ、パドレスを経て昨オフにブルージェイズとマイナー契約。オープン戦で好成績を残して念願の開幕メジャーを手にし、4月9日のレンジャーズ戦に代走で出場してメジャーデビューを果たした。21日のレッドソックス戦でメジャー初先発出場し、27日の同カードでメジャー初安打となる二塁打を放った。

その後40人枠から外れ、ウエーバーでメッツに移籍。7月上旬には3Aで1週間で4本塁打を放って週間MVPに選ばれた。今季の3Aの成績は81試合で打率2割1分9厘、9本塁打、34打点、OPS.682。メジャーでは8試合で計7打数1安打、3四球で打率1割4分3厘。なお、パドレス傘下3Aに所属した昨季は114試合で打率3割6厘、8本塁打、42打点、OPS.862だった。