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Thursday, October 27, 2022

「暗闇から出口が見えた」 渋野日向子が5カ月ぶり日本ツアーで明るい理由 - ゴルフダイジェスト・オンライン

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◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 事前(27日)◇武蔵丘GC(埼玉)◇6550yd(パー72)

開幕前日、渋野日向子は時折大きな笑い声も響かせながら18ホールを回った。5月「ブリヂストンレディス」以来の国内ツアーで仲の良い青木瀬令奈上野菜々子との練習ラウンドにテンションが上がった部分、長かったシーズンが終わりに近づき「ラストスパート、頑張ろう」と気合を入れ直しているところもある様子。何より、「少し暗闇から出口が見えたというか、そういう感じはあります」というゴルフの状態が表情を明るくさせる。

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3週前の「LPGAメディヒール選手権」で8月「AIG女子オープン」(全英女子)以来となるトップ10入り。前週は韓国で最終日に米ツアー初のホールインワンを決めるなど19位。「ホールインワンは特に関係ないんですけど…」と笑い、「調子が悪かったときよりもパーオン率が上がっているのと、ボギーを打つ数が少ない。そこに関しては、自分のやりたいゴルフに近づいてきているのかな。(韓国での3日目に)8点(ダブルパー)はありましたけどね」と“オチ”をつけながら話す。

スタッツで最も重視しているといっていいパーオン率は、直近2試合で75%(54/72)、77.78%(56/72)を記録している。数字として及第点にあることに加え、「アイアンで一番イヤなミスは引っかけてしまうこと。6月、7月とそれを修正したくて、悩んでいたりもした。最近もごくたまに出たりしちゃいますけど、そのミスが減ってきた。左のミスが(以前より)なくなったことによって、(自分の中で)出口が見えたと言っても過言ではない」

スイングのメカニック的な修正、そして右へのミスをある程度、自分の中で許容すること。もちろん、地道な積み重ねがあってこそでもある。「しっかり振り切って自分の打ちたいボールが打てるような練習は、米国で試合をしながらこなしてきた」と、少しだけ胸を張って言った。

自身初の連覇がかかる大会にも冷静だ。「2年前はホールインワンしたけど予選落ちしている。いいイメージと悪いイメージが半々。連覇と言われるので嫌でも気になってしまうけど(笑)、5か月ぶりの日本の試合をしっかり楽しんで、(ギャラリーにも)楽しんでもらえるように全力を尽くしたい。自分のできるプレー、やりたいプレーが3日間できるように」。地に足をつけて、一打一打に全力を込める。(埼玉県飯能市/亀山泰宏)

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