車載のナビゲーションシステムで用いられる地図データの最新版をネット経由でダウンロードした経験を持つ人もいるはずだ。この場合、地図データを更新したことでナビゲーションシステムの価値が高まったと同時に、それを搭載する車両そのものの価値が高まったと捉えられる。しかも、その価値向上が“ネット経由”で実現できた点に、重要な意味が隠されている。
では、地図データのようなものではなく、クルマの性能に関係するソフトウェアがネット経由で書き換えられるとしたら、どうだろう?
実は、こういった試みはすでに実現されていて、テスラの場合、彼らが“自動運転”と称するソフトウェア・パッケージをネット経由でダウンロード(これをOn The Air=OTAと呼ぶ)可能とし、有料で配布していた。そのほかにも、メルセデス・ベンツの「EQS」は、おなじくOTAで後輪操舵の操舵角を4.5度から9度に拡大できる(サブスク制を用いた有料オプション扱い)。いずれもソフトウェアによってクルマそのものの価値を向上させることを目指したビジネスといえる。
このように、クルマの価値としてソフトウェアが重要な意味を持ち、さらにいえばソフトウェアをネット経由で更新できることが、SDCに求められる条件とされる。そしてアフィーラもSDCとなることを目指していると推測されるのだ。
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