◆JERAセ・リーグ 阪神7―2ヤクルト(19日・甲子園)
阪神は先発の才木が雨の中で6回5安打2失点と粘り、両リーグ単独トップの5勝目を挙げた。打線は7試合ぶりに近本を1番に戻す“基本型”で11安打7得点。3カード連続の勝ち越しを決めた。スポーツ報知評論家の安藤統男氏は、打線復調へ2つのヒントを指摘した。
阪神打線の復調につながるヒントが2つ見られた。まずは2回無死二、三塁で梅野の右犠飛。1点差に迫り、なおも1死三塁をつくった。2点目にも近づく、安打以外では最高の打撃。「いいアウト」である。なかなか連打が生まれない状況で、こうした「点を取る打撃」は重要だ。結果だけでなく、過程もよかった。初球の内角は見送り、右方向に打ちやすい2球目の外角の直球を逃さなかった。状況に応じた狙うべき球の選択。得点のためにも、自身のためにも大切なことだ。
2つ目は、単打をつないで勝ち越した4回。各打者が強引にならず、ミートとセンター返しを心がけたように映った。不調時は「しっかり強いスイングを」という意識が力みを呼ぶが、まず芯に当てることも安打への近道だ。結果的に無死一、二塁で右前打を放った木浪も2回の右犠飛を含め、引っ張ろうとする姿はなかった。その延長が8回の中越え2点二塁打。今後にも期待できる全打席だった。(スポーツ報知評論家)
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