日本スポーツ協会公認ドクターで兵庫県立リハビリテーション中央病院の荒木大輔氏は10日、フィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(ロシア・オリンピック委員会)から検出されたとされる禁止薬物のトリメタジジンについて「一般的に考えて15歳の選手が常用する薬ではない。使用するのは心疾患がある場合で、そういう状態で五輪に出てくる可能性は低い」と指摘した。
トリメタジジンは狭心症や虚血性心疾患の治療に用いられる。冠動脈を拡張して心臓へ流れる血液の量を増加させることで、心肺機能を上げる効果があるため、競技力向上につながるという。
荒木氏は「TUE(治療目的の特例措置)」の申請漏れは考えにくいとする一方、「粗悪品の薬にコンタミ(異物混入)していた可能性はゼロではない」とも話した。
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