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Monday, March 13, 2023

必要なのはコーチか、メンターか? 判断するためのヒント - Forbes JAPAN

組織のトップによる有害な行動を正すため、企業が外部のリソースを使用し始めて以来「コーチングとメンタリング」は長い道のりを歩んできた。コーチやメンターたちは現在、組織のあらゆるレベルにおいて広く活用され、従業員たちの成長を加速させ、リーダーとしてのパフォーマンスを向上させることに役立っている。

アスリートたちが本来の能力を最大限に生かし、弱点を克服する方法を見つけるために協力するスポーツ競技のコーチたちと同じように、彼らは働く人たちをサポートしている。

コーチとメンターの違い

コーチとメンターの違いはどこにあるのか、10人に尋ねればおそらく、10通りの答えが返ってくるだろう。だが、それらに違いがあるということには、大半の人が同意するはずだ。

まずは、自分に必要なのはコーチなのか、メンターなのか、それを明らかにしておくことが大切だ。以下に挙げる点について、考えてみて欲しい。あなたがどちらにサポートを求めるべきか、明らかになるだろう。

あなたが必要としているのが、メンターなら──


・自分よりずっと上の立場にいる人を探している
・自分が目指すポジションに就いている人がいいと思う
・社内の人でも、社外の人でもいい
・メンタリングを必要としている
・キャリアの形成における現在の自分の位置付けに必要なアドバイスをくれる人を求めている
・その人から受ける影響の大きさは、自分の価値観で決まると思う
・自分が求めるアドバイスをして欲しい
・報酬を支払うことは考えていない
・サポートしてくれる人、あるいは友人としてずっと付き合えそうな人がいい

探しているのがコーチなら、その人は──

・リーダーとして成長するための戦略を立ててくれる
・マイルストーンの設定をサポートし、それらの目標の達成において責任を負うのはあなたであることを明確にしてくれる
・管理職の成功において妨げとなることが多い盲点に気付かせてくれる
・あなたが自己ベストを達成するための後押しをしてくれる
・仕事上の付き合いを広げることを助けてくれる
・アドバイザーとして、あなたに協力してくれる
・主体的に、あなたとの関係を構築しようとしてくれる
・勤務先が紹介してくれる場合もある(利益が相反する場合には、あなたではなく会社側につく可能性がある)
・料金を支払うことで、サービスを提供してくれる
・目標を達成できたとあなたが判断するまで、協力してくれる

コーチを選ぶ際に注意すべきこと

・自分のスタイルに合っている?

本当の自分を見せること、あるいはその人から厳しいフィードバックをもらう可能性もあることに、抵抗を感じない相手である必要がある。単刀直入にものをいうコーチも、より穏やかなアプローチを取るコーチもいる。

自分に合うのはどのようなスタイルを取る人か明確にしておくことで、適した人を見つけることができるはずだ。

・その人に期待できることは?

コーチの場合、それがあなたのために働いてくれる人だとは決して思わないことが大切だ。コーチは、目標達成に向けてのあなたの行動を確認することができるよう、鏡を掲げていてくれる存在だ。

コーチを見つけることは、上司に必要だと言われたからではなく、あなた自身が望んで行うことでなくてはならない。個人的なレベルでの成長を望み、自分自身への投資をいとわないことが、コーチングの成果を得るための条件だ。

forbes.com 原文

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