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Wednesday, January 17, 2024

「頑張って」「復興のヒントを」=能登被災地に、復興願い黙とう―兵庫 - au Webポータル

阪神大震災と東日本大震災の被災者らによる合同追悼式典で並べられた、三つの震災の日付が記された竹灯籠=17日午後、兵庫県三木市

阪神大震災の発生から29年を迎えた17日午後、追悼の集いが開かれた神戸市中央区の公園「東遊園地」では、能登半島地震の発生時刻の4時10分に合わせて黙とうし、犠牲者の冥福を祈った。会場には「石川県に想いを届ける」などと書かれた紙灯籠も並べられた。厳しい避難生活を送る能登の被災者を気に掛ける人がいる一方、「復興のヒントを得たい」と輪島市から駆け付けた人もいた。
兵庫県加古川市の主婦(55)は「行方不明者が早く見つかりますように」との願いを込めて手を合わせた。能登半島地震の被災者のこれからの生活を考えると「胸が詰まってしまう」といい、「せめて黙とうだけでも、と思って来た」と話した。
自宅が全壊したという輪島市の柴田剛さん(67)は、「今起きていることを風化させないためのヒントを求めてきた」。避難所で食べたボランティアによる炊き出しが「心に染みた」と振り返り、黙とうの様子を目の当たりにして「たくさんの人が手を合わせてくれてありがたい」と感謝した。
兵庫県三木市でも同日午後、ボランティア団体が東日本大震災の被災者と共に追悼式典を開催。二つの地震の発生時刻に黙とうをささげた。津波で甚大な被害を受けた宮城県名取市の閖上中央町内会長の長沼俊幸さん(61)は、能登の被災者への支援について「仮設住宅での暮らしや住宅再建など、長い目で連携していきたい」と語った。

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