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Tuesday, April 30, 2024

「いつもの歯ブラシを電動に」が受けた! ヒットのヒント【経済トレンド】|信濃毎日新聞デジタル 信州・長野県の ... - 信濃毎日新聞デジタル

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世界的人気の「ユミライン」 ヒントは着物だった - スポニチアネックス Sponichi Annex

YUMI KATSURA東京本店外観
Photo By スポニチ

 桂さんは自らを「ブライダルファッションデザイナー」と名乗ることで、60年代の日本に「結婚式」を意味する英語「ブライダル」を浸透させた。その後「ブライダルサロン」などとして使われるようになった。近年は、銀婚式、金婚式だけでなく、結婚40年のルビー婚式、45年のサファイア婚式などアニバーサリーウエディングを提案していた。

 代表的デザイン「ユミライン」は世界中で人気。膝近くまで体のラインに沿って、裾にかけて広がっていくドレスで、体形を気にすることなく着られて、スタイルがよく見えるのが特長。裾を引きずるデザインで、これは着物の「お引きずり」から発想を得た。

 ティアラも専門店オープン当初から店頭に並べていた。桂さんは、いまだ定番のブライダル関連品の多くを日本に紹介した。

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読む!ヒント 大学新入生に贈る「考える」1冊 編集委員 倉品武文 - 日本経済新聞

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Sunday, April 28, 2024

発想が行き詰まったときに、突破するヒントを与えてくれるユニークな方法とは(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo ... - Yahoo!ファイナンス

 価値観が多様化し、先行き不透明な「正解のない時代」には、試行錯誤しながら新しい事にチャレンジしていく姿勢や行動が求められる。そのために必要になってくるのが、新しいものを生みだすためのアイデアだ。しかし、アイデアに対して苦手意識を持つビジネスパーソンは多い。ブランドコンサルティングファーム株式会社Que取締役で、コピーライター/クリエイティブディレクターとして受賞歴多数の仁藤安久氏の最新刊『言葉でアイデアをつくる。 問題解決スキルがアップ思考と技術』は、個人&チームの両面からアイデア力を高める方法を紹介している点が、類書にはない魅力となっている。本連載では、同書から一部を抜粋して、ビジネスの現場で役立つアイデアの技術について、基本のキからわかりやすく解説していく。ぜひ、最後までお付き合いください。

● 偉人の名言から、斬新な示唆を得る

 アイデアをひとりで考えていると、同じところをぐるぐる回ってしまうことはありませんか。そんなとき、私はよくこう考えます。

 「誰か、相談に乗ってくれないかな。アイデアの壁打ち相手になってくれないかな。希望を言えば、単なる壁打ち相手ではなく、示唆に富んだ視点をくれる人だったら最高なんだけど……」

 ふと時計を見ると夜も23時を過ぎている……。誰にも声はかけられないけれど、誰かとブレストをしたいな、と思うことがしばしばありました。そんな私が編み出したのが、偉人ブレストです。やり方は、とってもカンタンです。

● 「偉人の名前」+「名言」で検索

 インターネットのブラウザの検索画面に「偉人の名前」+「名言」と入れるだけ。すると、名言のまとめサイトが次々出てきます。私はこれを、「ブレストの場に偉人を召喚する」と言っています。

 偉人ブレストのメリットは、自分では到底思いつかないような示唆や斬新な視点が得られることです。そのため、アイデアの取り組みはじめではなく、「ある程度アイデア出しを行った後」で使うといいでしょう。

 自分ひとりで考えはじめて、それなりにアイデアは出すことができた。しかし、行き詰まってきて、どうも思考が堂々巡りしてしまったというときにこそ効果を発揮します。これまでに出したアイデアをさらに広げたり、違う視点から発想のヒントを与えてくれます。

 今日のテーマは、「少しさびれてしまった温泉市街地の再活性化プラン」のアイデア出しです。ひとりでアイデア出しを何度かはしてみたものの、まだ「これだ」といったアイデアには至っていない状態です。今回は、ブレークスルーするために必要な視点をいつもくれるアインシュタインさんをお呼びします。

● アインシュタインの名言

 インターネットで「アインシュタイン 名言」と検索すると出てくる名言がまとめられたページを開きます。そして、列記された名言を上から読んでいくのです。この偉人ブレストをしているときの私の頭の中を覗いてみましょう。

 この偉人ブレストで大事なのは、取捨選択です。すべての名言が役立つわけではありません。そこで、私がどのように取捨選択をしているのか、心の中でのつぶやきも交えて、お伝えしていきます。

 【名言1】大切なのは、疑問を持ち続けることだ。神聖な好奇心を失ってはならない。

 こちらは、どうでしょう。温泉市街地のブレストをしたいのにちょっとピントがずれているのでは、と思いつつも、相手は偉人です。最大限相手の言っていることを理解しようと努めてください。偉い人ほど、私にとって示唆的なことを言ってくれるのです。きっと、これも何か私を導こうとしている言葉のはず。

 そもそも私は、この温泉市街地の再活性化について、どんな疑問を持っているのだろうか。観光客とは誰かというターゲットの設定について? 宿泊施設のオペレーションについて? それとも、さびれたスナックが大半を占める温泉街を昭和レトロと言い換えられないか、ということ?

 いい示唆が得られそうですが……あまり長い時間をかけてひとつの名言に付き合いすぎると、時間がいくらあっても足りなくなってしまいます。少しモヤモヤとしたら、どんどん次の名言に移っていきましょう。

 【名言2】天才とは努力する凡才のことである。

 はい、なるほど。いいお言葉ですね、個人的に受け取っておきます。次!

 【名言3】私は、先のことなど考えたことがありません。すぐに来てしまうのですから。

 すみません、いまの私の仕事は、先のことを考えることですので、次!

 【名言4】神はいつでも公平に機会を与えてくださる。

 はい、次!

 【名言5】一見して馬鹿げていないアイデアは、見込みがない。

 はっ! これは、ありがとうございます。そして、すみません。私、つい地域のお仕事は、自治体をはじめ関わる方も多いので「正しい」答えはなんだろうって、思いすぎていたのかもしれません。

 いまのところ、出しているアイデアは正しそうな顔つきばかりしていますね。温泉市街地とは「遠そう」なものとの組み合わせから考えてみようかな。

 「アイドルA × 温泉地」「カラオケスナック × インバウンド」「射的 × 温泉まんじゅう」「露天風呂 × イルミネーション」などなど。

 いずれも、まだ芯は捉えていない気がするけれど、軽やかな発想になってきた気がします。さらに、次いってみましょう。

 【名言6】大切なのは、自問自答し続けることである。

 してます、してます。自分だけでは限界があるんで、アインシュタインさんとブレストしているんです。でも、たしかに、温泉市街地にとっての本質的な問いとか、問題解決って何なのだろう。究極的には、自分のような外部コンサルタントがいなくなっても、活性化が続いていくような状態をつくることができるってことですよね。そこに向けては、何が必要なんだろう。

 【名言7】知的な馬鹿は、物事を複雑にする傾向があります。それとは反対の方向に進むためには、少しの才能と多くの勇気が必要です。

 これは、難しく考えすぎるなってことですよね。あれ、そもそも自分が得意なことや好きなことでこの地域に貢献できないだろうか。たとえば、自分が得意な「アイデア教育 × 温泉」ということから、観光従事者たちがみんなアイデアを出せるようになったらどうだろうか。あれ、シンプルだけど、意外にもそういう道もあるのかも。ありがとうアインシュタインさん、気づかせてくれて。こちらでひとつ、企画書をまとめてみようかしら……。

 といった形で、私の偉人ブレストは、夜な夜な続いていくのです。いかがでしょうか。ここまで偉人とブレストをしているときの私の頭の中を描写してみました。少しイメージができましたでしょうか。

 大事なことは、相手の言葉に対して「とっても有り難いものだ」という前提で、自分のいま抱えている問題に対して、どんな示唆を与えてくれようとしているのか、頭をフル回転させることです。

 大先生ですから、直接答えを言ってくれることなんてありません。示唆に富みすぎていて、何を言っているかわからないことも多いですが、それも自分の力不足だと思って、偉人大先生のお言葉から、どれだけ発想を広げられるかが肝になってきます。

 (※本稿は『言葉でアイデアをつくる。 問題解決スキルがアップ思考と技術』の一部を抜粋・編集したものです)

仁藤 安久(にとう・やすひさ)
株式会社Que 取締役
クリエイティブディレクター/コピーライター
1979年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。同大学院政策・メディア研究科修士課程修了。
2004年電通入社。コピーライターおよびコミュニケーション・デザイナーとして、日本サッカー協会、日本オリンピック委員会、三越伊勢丹、森ビルなどを担当。
2012~13年電通サマーインターン講師、2014~16年電通サマーインターン座長。新卒採用戦略にも携わりクリエイティブ教育やアイデア教育など教育メソッド開発を行う。
2017年に電通を退社し、ブランドコンサルティングファームである株式会社Que設立に参画。広告やブランドコンサルティングに加えて、スタートアップ企業のサポート、施設・新商品開発、まちづくり、人事・教育への広告クリエイティブの応用を実践している。
2018年から東京理科大学オープンカレッジ「アイデアを生み出すための技術」講師を担当。主な仕事として、マザーハウス、日本コカ・コーラの檸檬堂、ノーリツ、鶴屋百貨店、QUESTROなど。
受賞歴はカンヌライオンズ 金賞、ロンドン国際広告賞 金賞、アドフェスト 金賞、キッズデザイン賞、文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品など。2024年3月に初の著書『言葉でアイデアをつくる。 問題解決スキルがアップ思考と技術』を刊行する。

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Friday, April 26, 2024

<EYES> ラッパー ダースレイダーさん ラップは国際秩序のヒント:中日新聞Web - 中日新聞

 1日付で、国立民族学博物館(大阪府吹田市)の特別客員教員に就任した。大学を中退してラッパーになった身に教員の肩書がつくのも面白いと思うが、実はラッパーになったからこその展開である。

 教員として参加するのは、辺境ヒップホップ研究会。主に非英語圏の国や地域において、米国発の黒人中心の文化であるヒップホップがどう普及し、展開していったかを調査し、発表する。研究者たちはこれまでにモンゴルやパレスチナ、ウクライナ、インド、中国、ポーランドなどのヒップホップをテーマに、特にラップ表現を中心に発表していて、とても興味深い。僕は、ラッパーとしての経験に基づいて議論に参加している。

 あらゆる地域のヒップホップを見ていく中で浮かび上がってくるのは、「抵抗の文化」としての側面だ。政治権力や宗教権力、社会的慣習などによる抑圧に、言葉で、そして態度で抵抗していく。直接的な物言いから隠喩まで、方法は地域の状況によっても異なるが、ビートの上で言葉をリズムに乗せて演奏するラップの構造は共通する。ラップは多くの場合一人称の表現で、ラッパー自身の言葉として歌われる。ただ、それがリズムに乗ってビートに乗ることで、大勢の人に共有される。個人としての抵抗の言葉が、皆の抵抗の構えにつながっていくのだ。

 昨今の国際情勢は、国民国家という大きな単位による秩序形成の困難さを示している。そんな中、僕はヒップホップの、同じビートのリズムに乗りながら言葉をシェアしていく構造は、これからのヒントになると思っている。今後の研究会がとても楽しみだ。

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便利な物流どう維持する?「2024年問題」解決のヒントは | NHK | ビジネス特集 - nhk.or.jp

便利な物流どう維持する?「2024年問題」解決のヒントは
4月からトラックドライバーの時間外労働に上限規制が適用され、輸送力の不足が懸念される「物流の2024年問題」。われわれの暮らしに大きく関わる問題ですが、その一方で、これを機に業界で長年課題となってきた「長時間労働」や「低賃金」を見直そうという動きも出ています。

業界はどう変わっていくのか。そして私たち消費者にできることとは?

林田理沙アナウンサーが取材しました。

(4月27日のサタデーウオッチ9とNHKスペシャルで詳しく放送)

倍率45倍!応募者殺到のワケ

福岡県に本社を置く従業員数69人の運送会社。

全国的にドライバーの人手不足に苦しむ会社が多いなか、この会社の求人には今、応募者が殺到しています。

去年1年間の実績は15人の求人に対して、応募者は688人。

倍率は45倍です。

その人気ぶりを支えるのが、独自のSNS戦略です。

この会社では知名度を上げようと4年前からSNSに力を入れ始めました。

アップされているのは、ドライバーの仕事ぶりを紹介するものだけではありません。

SNS専属スタッフが業務に直接関係ないコント動画なども発信。

中には再生回数が400万回を超えたものもあります。

動画を見た人がどれくらいの割合で求人に応募しているかなども分析し、採用活動を強化しています。

Gライン 荒牧敬雄社長
「会社自体が運送会社らしくない運送会社を目指そうとやっています。SNSで拡散力があがったことで、いま働いている子たちと同じような感性、価値観を持つ方々を選ぶ選考ができています」

即戦力より新戦力

この会社が採用において掲げているのが“即戦力より新戦力”。

運送業界の未経験者を積極的に採用していて、いま会社に所属するドライバーの9割が業界未経験者だと言います。

全国の大型トラック運転手の平均年齢が49.9歳の中、SNSの効果もあり、この会社のドライバーの平均年齢は33歳となっています。

ドライバー 元料理人(25歳)
「もともと料理人だったので、ドライバー経験はないです。会社のユニフォームもおしゃれでどこに行っても目立ちますし、若い層がたくさんいるのでチャレンジしてみようかなと思いました」

ドライバー 元自衛隊員(29歳)
「戦闘機の整備をしていました。もともと運転が好きなのと、トラックがかっこいいなという憧れがありました」

荒牧社長は、運送業界の価値観が染みついた経験者ではなく、未経験者をあえて採用することで、生産性が上がっていくと言います。

荒牧社長
「今までの運送業界の商習慣として、長く働いて走れば走るほど稼ぐことがあったと思います。ドライバー経験者は自分1人がやったほうが早いとか、一匹狼みたいな方が多かった。経験者の経験値はありがたいんですけど、我々が目指すべき方向にそこは必要ない。うちの場合は、より短い時間でどれだけ稼げるか。しっかりとゼロから教育をして、連携を高めて情報共有することによって生産性が格段的に上がっていきます」

独自の評価基準で効率アップ

「より短い時間でどれだけ稼げるか」を追求するこの会社。

そのため独自の評価基準を導入しています。

それが“1時間あたりの売上高”です。

評価は個人ではなく営業所単位で行います。

例えば、この2つの営業所。

Aの営業所のほうが売り上げが4万円多いですが、1時間単位の売り上げでみると、労働時間が短いBの営業所のほうが1000円高くなります。

この場合、Bの営業所のほうが給料やボーナスの評価が高くなる仕組みです。

例えば、荷物が予想以上に多い現場には、周辺で働いている余裕のあるドライバーたちが駆け付け、一緒に荷積みや荷下ろしをするなど、短時間で作業を終わらせていきます。

こうしたチームワークが効率よく稼ぐことにつながっていくのです。

荒牧社長
「いろんな法律や価値観が変わっていく時こそ、まさに変革の時。冷静に分析して、早めに力強い一歩を踏み出したいです。業界の常識は非常識だと思いながら業界のイメージが変わっていくよう頑張ります」

未経験活用で効率アップ 専門家はどう見る?

この運送会社の取り組みをどう見ているのか。

物流業界の労働問題に詳しい立教大学の首藤若菜教授に林田理沙アナウンサーが聞きました。

林田アナウンサー
「未経験者を積極的に採用していく動きは、どうご覧になりますか」

首藤教授
「未経験者だからこそ感じる違和感があると思います。ぜひ、これおかしくないですかという声を上げていただきたいです。これが、この業界で長年働いてきたドライバーさんは『この業界ではそれが商慣行で、当たり前なんだ』とか『それが当たり前だ』と感覚が麻痺している可能性はあります」

「一方で、新しくほかの業界から入ってきた人は『これはおかしいのではないか』と感じることがたくさんあるのではないかと思いますので、それが突破口となって業界が変わるきっかけになるといいなと思います」

私たち消費者が考えるべきことは?

トラック輸送は、日本の物流量=年間42億トンの9割を占めていて、まさの暮らしや経済の動脈とも言うべき存在です。

今回の2024年問題について、何の対策も講じなければ輸送能力は14%も不足するという民間シンクタンクの試算もあり、私たち消費者にとっても他人事ではありません。

私たちに何ができるのか。

林田アナウンサー
「私たち消費者は、どうすればいいですか」

首藤教授
「第一に理解していただきたいのは、物流コストの上昇は最終的には消費者に跳ね返ってくるということです。運送会社は2024年問題の対策を取るため今後、物流コストを上げていかなければいけないということで、最初は荷主と値上げの交渉をします」

「しかし、上昇するコストを荷主だけが負担すれば当然荷主は利益が下がりますので、それも持続可能ではなくなってくるわけです。そのコストを荷主側もきちんと商品の価格に転嫁して一般消費者全体で、負担していかなければ、社会自体がもたないと思います」

「まずは、物流コストの上昇を広く社会一般で負担をしていくことを考えてほしいと思っています」

林田アナウンサー
「とは言っても、私たち消費者からすると『送料無料』という言葉は、すごく魅力的です。そういう意識改革もしなければいけないのでしょうか」

首藤教授
「消費者の行動変容も求められています。例えば消費者にとって、ネット通販でなにかものを買ったとき『送料無料』と書かれていたら、運賃がいくらかかっているかわかりませんよね。送料無料と書いてあると、例えば月曜日にはトイレットペーパーを注文して火曜日には食品を注文して水曜日には飲料水を注文するというかたちでネット通販を利用されている方もたくさんいると思います」

「しかし、例えば『送料=300円』といった形で見えるようになると、月火水で注文しようと思っていたものをまとめて月曜日に注文するなど、まとめ買いを促すことに当然なってくると思います。『送料無料』は非常にパワーワードですごくお得感がある言葉ですが、送料は当然有料です。送料を消費者の方に見せるやり方をとれば、意識は一気に変わってくると思います」

「例えばレジ袋は環境問題の観点から『できるだけもらわずに、マイバックを使いましょう』と言われていましたが、無料のときはみんなレジ袋をもらっていたと思います。それが有料化されると、みんなマイバックを使い始めました」

「価格を意識することによって効率化や環境への配慮とか消費者の行動変容につなげることはできますので、そういう意味では送料が見えるのは非常に有効な手段だと思います」

取材を終えて

現役のトラックドライバーの方々や首藤教授のお話を伺うなかで改めて感じたことは、今回の物流の問題は決して運送業者だけのものではなく、私たち誰もが当事者であるということです。

私自身、これまで置き配にするなど、配達するドライバーの負担を減らせればと意識してはいましたが、どこか他人事ではなかったかとみずからを省みました。

私たちの暮らしは、物流、運ぶドライバーがいらっしゃるからこそ成り立っています。

その物流を持続可能なものにできるかどうか、岐路に立たされているいま、私たち消費者を含め社会全体でこの問題を考えていかなければいけないときだと思います。

物流の2024年問題は今後も影響が出てくるとも言われているので、取材を続けキャスターとしても伝えていきたいと思います。

(4月27日「サタデーウオッチ9」と「NHKスペシャル」で放送予定)

サタデーウオッチ9キャスター
林田理沙
2014年入局
長崎局、福岡局を経て東京アナウンス室

社会番組部ディレクター
太田竣介
2014年入局
スポーツ情報番組部やおはよう日本などを経て現所属

「サタデーウオッチ9」はNHKプラスでも配信します
4月27日(土)午後9時から放送予定
5月4日(土)まで見ることができます
↓↓↓

「NHKスペシャル」はNHKプラスでも配信します
4月27日(土)午後10時から放送予定
5月4日(土)まで見ることができます
↓↓↓

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Tuesday, April 23, 2024

「INSPIRATION from PlayStation®︎―閃きのヒント―」人気アーティストたちがゲームから得たインスピレーションを ... - PlayStation

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは本日4月22日(月)、「INSPIRATION from PlayStation®︎―閃きのヒント―」と題した動画コンテンツを公開しました。

本動画では、あるゲームタイトルに影響を受けたというアヴちゃん(女王蜂)と龍宮城、無類のゲーム好きとして知られる岡崎体育さん、PlayStation®︎プラットフォーム用ソフトウェアを紹介するコラボムービーも制作したことがある梅田サイファーにインタビューを実施。人気アーティストの創作活動に影響を与えたゲームにまつわるエピソードの数々を、各アーティストにちなんだ演出とともに深掘りしています。各動画の見どころをご紹介します。

アヴちゃん(女王蜂)with 龍宮城が「格ゲー愛」を熱く語る!

「INSPIRATION from PlayStation®︎―閃きのヒント―」──人気アーティストたちがゲームから得たインスピレーションを語る!

1本目の動画では、女王蜂のヴォーカル、アヴちゃんと、アヴちゃんのプロデュースで2023年にデビューした7人組オルタナティブ歌謡舞踊集団「龍宮城」のメンバーが登場! まるでゲームに出てきそうな雰囲気の中華料理店を舞台に、「ストリートファイター」シリーズのキャラクターをイメージしたオリジナルの衣装に身を包んだアヴちゃんと龍宮城メンバーが、格闘ゲームの魅力や「ストリートファイター」に影響を受けて制作したという楽曲について語ります。

「ストリートファイター」シリーズに登場する人気キャラクター、ジュリを“レペゼン”して制作したというアヴちゃんの衣装にも要注目のインタビューは、アヴちゃんの格闘ゲームへの愛があふれまくる格ゲーファン必見の内容となっています。

▲大好きなジュリをレペゼンし制作したというアヴちゃんの衣装。「戦うことは汚れること」と衣装にダメージ加工を施しているのがこだわりポイント。

さらに、「ストリートファイター」シリーズにインスパイアされて制作したという龍宮城の楽曲『SHORYU (→↓↘+P) 』に込められた想いや制作秘話も、アヴちゃんと龍宮城メンバーがそれぞれ熱く語る内容に。

「春麗、昔はこんなに高飛車だったんだな〜」と懐かしみながら、歴代の「ストリートファイター」シリーズをプレイするアヴちゃんの姿や、龍宮城のメンバー同士で格闘ゲームに盛り上がる様子も必見です!

▲格ゲーの魅力は一枚絵にあると語るアヴちゃん。「キャラクターにも人生があるんだと思わせてくれるのが楽しい」。

岡崎体育に降りかかる過剰すぎるおもてなしの数々!

「INSPIRATION from PlayStation®︎―閃きのヒント―」──人気アーティストたちがゲームから得たインスピレーションを語る!

2本目の動画では、音楽活動だけでなく、TVタレントや俳優、CM出演などマルチに活躍する岡崎体育さんが登場! 岡崎さんをソニー・インタラクティブエンタテインメントの東京オフィスにお迎えし、幼少時にプレイしたゲームタイトルにまつわるエピソードや、ゲームから受けた音楽的影響などについてたっぷり語っていただきました。

岡崎さんからPlayStation®︎へのポジティブなコメントを引き出そうと、スタッフがあの手この手で繰り出す「過剰接待」の数々に困惑しながらも、的確な受け応えをしてくれた岡崎さん。

動画前半のインタビューでは、6歳からPlayStation®︎で遊んでいたという岡崎さんのゲーム体験が、どのように現在の音楽活動に影響を与えているのかが明かされます。岡崎さんが子どもの頃によく遊んでいたという『レイジレーサー』『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』『クラッシュ・バンディクー3 ~ブッとび!世界一周~』といった懐かしいゲームタイトルの数々も話題に上がりました。

▲トロとクロのぬいぐるみに囲まれたハンギングチェアに揺られ、マッサージを受けながら質問に答える岡崎さん。「いいんですか、こんなマッサージしてもらって……」。

動画後半ではゲームキャスターのトンピ?さんも登場し、ぜいたくすぎる生実況のもと『エーペックスレジェンズ』や『EA SPORTS™ FC 24』をプレイする岡崎さんの姿も。詳しいインタビュー内容や、濃厚すぎる「過剰接待」の詳細はぜひ動画でご覧ください!

▲トンピ?さんの生実況のもと『EA SPORTS FC 24』をプレイ。得意のカウンターからゴールを決め、テンションがブチ上がる岡崎さん。

梅田サイファーが語る「EVO Japan」テーマ曲に込めた想い

「INSPIRATION from PlayStation®︎―閃きのヒント―」──人気アーティストたちがゲームから得たインスピレーションを語る!

3本目の動画に登場するのは、世界的格闘ゲームトーナメント「EVO Japan 2024 presented by ROHTO」(以下「EVO Japan 2024」)のテーマ曲を担当するヒップホップクルー、梅田サイファー。メンバーの中から、KBDさん、KennyDoesさん、pekoさん、KOPERUさんの4人にインタビュー!

「EVO Japan 2024」のテーマ曲『CONTINUE』は、格闘ゲームを連想させるワードが随所に散りばめられるなど、彼らのゲーム愛とプレイヤーへのリスペクトがたっぷりと詰まった楽曲。動画では、そんな『CONTINUE』の制作秘話や楽曲に込めた想い、また各メンバーのこれまでのゲーム体験や、影響を受けたゲームについても語ってもらっています。

▲新曲『CONTINUE』のレコーディング中の梅田サイファー。

個性が強いメンバーが揃っているため、ときには楽曲制作中に意見がぶつかり合うこともあるという梅田サイファー。「今後、メンバー同士の衝突が発生したらゲームで白黒つけるのもいいかも?」といった、彼ららしい意見も飛び出しました。気になる詳細は、ぜひ動画でチェックしてみてください!

▲真剣な眼差しで『ストリートファイター6』をプレイする梅田サイファー。

ゲームと創作活動の意外な関連性や、ゲームが与えるインスピレーションについて、人気アーティストが熱く語る本企画。普段のアーティスト活動ではなかなか見えない貴重な一面も垣間見ることができるかもしれません。動画の視聴後は、自分のゲーム体験にも新たな視点や閃きが生まれるかも? 気になった方は、ぜひ各動画をご覧ください!

【アーティストプロフィール】

アヴちゃん(女王蜂)

2009年に結成し、2011年に『孔雀』でメジャーデビューしたバンド「女王蜂」のヴォーカルであり、作詞作曲も手がけるアーティスト。圧倒的な音域の広さとパフォーマンス、コンセプトや衣装まで作り込まれたステージで多くの人を魅了する。作品はパッケージ・デジタルともに各音楽チャート上位にランクインし、ライヴは各地ソールドアウトと人気・実力ともに圧倒的な存在感を誇る。2024年4月には国立代々木競技場 第一体育館にて単独公演を開催。音楽活動のほか、ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』(2019年)や映画『犬王』(2022年)への出演など、活躍の幅を広げている。

「女王蜂」オフィシャルサイトはこちら

龍宮城

日本テレビ“スクール型”オーディション番組『0年0組 -アヴちゃんの教室-』から誕生した【オルタナティブ歌謡舞踊集団】。教室での壮絶な試練の日々を乗り越えた“ヤバい奴ら”で構成された7人組。圧倒的な存在感を放つバンド・女王蜂のヴォーカル、アヴちゃんによるプロデュースで、2023年、ソニー・ミュージックレーベルズよりデビュー。

岡崎体育

京都府宇治市出身の男性ソロプロジェクト。2016年5月発売のアルバム『BASIN TECHNO』でメジャーデビュー。同アルバム収録の「MUSIC VIDEO」は、「第20回文化庁メディア芸術祭」エンターテインメント部門新人賞を受賞。2019年6月に、自身の夢と公言していた<さいたまスーパーアリーナ>でワンマン公演を開催。同会場史上初となる“1人vs18000人”のコンサートを大成功裡に収めた。また2020年2月には関西初となるアリーナ公演を<エディオンアリーナ大阪>で行ない、『OKAZAKI ROCK FESTIVAL 2020』と銘打った“一人フェス”が大きな話題を呼んだ。音楽活動以外にも、TVタレントや俳優、CM出演などマルチに活動中。

梅田サイファー

大阪梅田駅の歩道橋で行なわれていたサイファー(輪になり即興でラップをするセッション)の参加者から派生した集合体。多くのメンバーがラップバトルで輝かしい成績を残し、R-指定を代表に全国区のラッパーを輩出してきた。上下関係はなく、リーダーの存在はおろか結成の話があったわけでもない。あくまで個人の集まりでありグループでないことが特徴。“ラッパー同士の繋がりから生まれた自由な関係性”そのものが梅田サイファーと言える。映像作家、デザイナー、トラックメイカーなどの顔を持つメンバーもおり、その活動は多岐に渡る。

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《難読漢字クイズ》「斉魚」の読み方は?「せいぎょ」ではありません ヒントは「エ○」!検索しないで当てられる? - iza(イザ!)

難読漢字クイズ

「難読漢字クイズ」で難読漢字を勉強しましょう。今日の問題は「斉魚」!何と読むのでしょうか?「せいぎょ」ではありません。

難読漢字クイズの一覧はこちら

検索しないで考えてみましょう。読める?読めない?

問題:「斉魚」という漢字は何と読む?

ヒントは「エ○」で、魚の一種です。

正解は?

(下へスクロール)

正解:「斉魚」は「エツ」と読みます!

難読漢字クイズ

「斉魚」はカタクチイワシ科の魚、エツです。日本では有明海や、その周辺の河川で獲れます。

小骨が多いので、食べやすくするために「骨切り」の処理が必要になることも。佐賀県や福岡県にはエツの刺身、塩焼き、寿司などの料理を観光の目玉にしている市もあります。

読めましたか?正解だった方、おめでとうございます。

こんな問題もあります→「畳紙」の読み方は?「たたみがみ」ではありません ヒントは「た○○○○」!

ぜひ他の問題にもチャレンジしてみてください!次回をお楽しみに!

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Monday, April 22, 2024

“未来人”佐々木蔵之介が日本再生のヒント探る旅 テレ東経済番組ナビゲーターに「胸を躍らせています」 - デイリースポーツ

 俳優の佐々木蔵之介(56)がこのほど、都内で、テレビ東京開局60周年特別企画の経済番組「JAPANプロジェクト」(28日スタート。日曜、後6・30)の取材会を行った。

 日本経済再生をテーマとしたドラマ仕立ての報道番組で、佐々木はナビゲーターとして日本の未来を変えるヒントを探る旅に出る。これまで経験のない奇抜な番組で、世界を飛び回る役柄を演じることに「(オファーを受け)面白そうだなと思った。明日の未来への希望を持っている人たちが元気になれる旅を一緒にしませんかという誘い文句だったので、そういう新しい取り組みへ、声をかけてもらったのはうれしかった」と思いを明かした。

 佐々木が演じるのは、2084年から政府のエージェントとして送り込まれた役どころ。高度経済成長期に活躍した過去のキーパーソンから経済隆盛への「希望の種」が隠されているとして、偉人を調べ尽くす。ロケでは北極圏へ行き、環境問題を探った。「地球的視野で日本の未来を考えるプロジェクトに参加させていただけることに胸を躍らせています」と声を弾ませる。

 共演する女優・二階堂ふみもアフリカでロケを行うなど、大規模な編成陣を組み長期にわたり放送する予定。佐々木は「失敗の種から成功へと導いていくドラマが見えると思いますね。子どもから大人まで楽しめる番組かな」と、幅広い年齢層に見てほしいと訴えた。

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Sunday, April 21, 2024

『バス釣り上達100のヒント』CH.3・後編「春の魚、『巻いて』釣れなきゃ『止めて』みな!」【帰ってきた、シン ... - ルアマガ+

毎回語り尽くしのネタ満載トークインタビュー・清水盛三「帰ってきたシン・ネバギバ。」。連載3回目後編は、我らが盛三主催初となる実釣イベント「Mo-DOプレミアム講習会」の参画レポート&春バスはこう狙え「今だからこそポンプリトリーブ」編だ!

2024 新製品情報

清水盛三 MORIZO SHIMIZU 
1970年5月29日生まれ。大阪府出身。’97JBスーパーバスクラシックウィナー、’00JBワールドU.S.チャレンジinレイク・ミード優勝を経て渡米。老舗トーナメント団体B.A.S.S.が主催するエリートシリーズやFLWなどに参戦。2018年をもって引退、17年間の米国競技生活にピリオドを打った後は日本国内の各メディアへの出演他、ご意見番として後輩の指導にあたる。バサー・オールスタークラッシック2022優勝。
オフィシャルサイト https://ift.tt/mwNhl73
<スポンサー>
エバーグリーンインターナショナル、グローブライド、東レ・モノフィラメント、グレンフィールド、モーターガイド、マーキュリー、カラーズインターナショナル、ALL of FAN
<バスマスター通算成績>
●B.A.S.S.
’01ウェスタンオープンでデビュー。1シーズン目で、翌年からのツアー参戦権を獲得。公式戦出場151回、クラシック出場3回、2006年にエリート・ケンタッキーレイク戦優勝、入賞66回(優勝:1回、準優勝:2回、トップ10:9回、トップ20:21回、トップ30:34回)。獲得賞金77万1299ドル(約1億1724万円 *1ドル152円換算)。

【前編はコチラ】

SOFTでじっくりもいいけどHARDで巻いて釣ってみよう!!

“知らない”を“知る”ことで得る、ワザの引き出し

――いやいや、アメリカの試合話は尽きないですね。プロローグが完全に本編化してしまいました(汗)。

清水「いや、それでええねん! 今話題になってるアメリカネタは僕としても見過ごせないし、ちゃんと思いを伝えておきたいからね」

――わかりました。そういえば、先月大阪で実釣イベントを開催されたそうですが?

清水「そうなんですワ。大阪は貝塚にある老舗の管理釣り場・水藻フィッシングセンターっていうところでね。ここはヘラ釣りの池とバス釣りの池があるんやけど、ヘラの池には今も通ってるところやから、ちょっとお願いしてイベントをさせてもらったんですワ。僕の企画をエバーグリーンさんと釣具量販店のアングラーズさんが実現&共同開催という流れです」

――それが『Mo-DOプレミアム講習会』ですね!

清水「バスの池の桟橋の本数とスペースに限りがあったから、参加人数も抽選という形で限定されてしまったけど、当選した人たちはメチャ喜んでくれたのが印象的やったワ。すごく楽しんでくれた」

――具体的にはどんな形でレクチャーされたんですか?

清水「一定間隔で並んでもらって、それぞれ見て回っていくスタイル。都度、こちらから話しかけたり、参加者の方々からの質問に答えてあげたり、マンツーマンで教えてあげられたのも良かったワ。トレーラーの付け方のコツや、クランクベイトで釣ったことのない女性の方もいたりして。しかも、今回はみんなハードベイト限定でやったからね」

――なるほど。皆さん、釣れてました?

清水「結果、全員バスを釣ることができてよかった~。クランクベイトで釣ったことがないっていう女性の方も、ワイルドハンチで釣ってもらったよ。キャストの仕方、巻きモノの巻き方、リールの握り方、ロッドの持ち方等々、30人くらいやったから、ホンマに一人ひとり教えてあげることができたよ。こうやって、ああやって、って直接教えてあげたら、それができるようになって、DAIWAさんのDYFCと一緒やなと思った(笑)。子供たちに教えてるときとね。初めて投げる子もいたりして、でも、後半できるようになる。ルアーを投げる練習をして、投げられるようになって、魚を釣る。釣るところまで教えてあげたりしたら、釣れたらメッチャ喜んでくれるからね。やっぱり嬉しいでしょう、子供たちは。でも、その感覚は大人でも一緒やったワ」

 ――釣りってホントにすごいですよね。

清水「大人も子供と同じリアクションするんやなって。それが僕的にすごく楽しくて充実した時間やったね。教えるのもメチャ楽しかったよ。教えたことで釣ってもらえるっていう感覚がね。20年ぶりにクランクベイトで釣りましたっていう人もいたよ。ジャークベイトの動かし方がわからんって質問があったから、フェイスを使ってこうやってやるねんで、って教えてあげたら、ジャークベイトで初めて釣れてね。素直に喜んでくれるのがいいね」

桟橋上でのプチ講習会。釣り場でモリゾーさんに直接指導してもらえるという、ファン垂涎のイベントに、皆さん大興奮!

――質問コーナーもあったんですね。

清水「そうやね、時間を区切って集まってもらって。リールのパーミングの仕方とかも、こうやって持つんだよ、って。リールに関しては皆のギア比が違うから…例えば今の時期やったら僕は5.5しか使わへんのに、みんなは7.0以上のハイギアリールが付いててね。クランクベイトを巻くのに、ハイシーズンはそれでもええけど今の時期は違うよ、と前置きしながら、そのギア比でやるのであれば、その人が持ってるタックルで僕が投げて巻いて、これぐらいの速度で巻いてみて、と、教えてあげたりね。あとは、手元はハンドルノブで動きの全てを感じるようにすると、アタリを取るということがどういうことなのか、異なる感覚を得られますよ、とか」

――実際に体感してもらうと理解しやすいですよね。

清水「テレビではメチャ早く巻いてるように見えるけど、実はこれくらいなんですよ、って、実際に体感してもらった。適正スピードで巻くことが、いかに大切なことなのか…今日この場所ならコレぐらいで巻いてみて、ってね。というのも、そのルアーの最大のポテンシャルを引き出せる巻きスピードを、実際にやってみせることができるからね。コレ大事。まさに百聞は一見にしかず、でしたワ。何回か見せて頭の中でイメージしてもらって、巻いてもらうみたいなことをやったら、釣れだしたんですよ」。

――釣れる巻きスピードで巻いた結果ですね!

清水「皆さん、結構意識していても意外とできていないことが多い。どうしても釣りたいから、すぐにワームを投げてしまう的な。いやいや、1日通してやってみて、と。それで釣れなくても、決して無駄なことではなくて、多分感じ取れるものがあるから、別に釣れなくてもええねん、と。僕が昔から『ネバギバ。』で言ってるように、とりあえずやってたら、何か分かってくるようになるからって。僕がその場にいたらアドバイスできるし近道させてあげられるかな、と」

――答えそのものというよりも、こうした方がいいよ、っていう、答えを導き出す方法を教えてあげることも重要ですよね。

清水「今後に役に立つんじゃないかなと思って。色のローテーションの仕方とか、水の色が今ステインだったら、ちょっと白っぽくて色が入ってるやつとか黒とかの方がいいんじゃないかな、などアドバイスできる。そうそう、ジャックハンマーのトレーラーの刺し方とかも教えたよ。細かいことやけど大事やから。ブレードジグはまっすぐ引かなあかんから…そもそもチャターベイトって総称として使ってるけど、ソレ間違いですよ、からスタート。ちなみに『チャターベイト』はジーマンというルアーメーカーのイチ商品名やからね。商標登録もきちんとされてますから。だから、アメリカでは通称“ブレーデッドジグ”とか“バイブレートジグ”って呼んでるよ。

まあまあ、何事も基本と継続が大事。その土台作りにおいて、僕が何かしらのアシストができるように、こういった講習会は今後も続けていければと思ってるよ」

人数限定のプレミアム講習会。少人数ではあったが、教える立場のモリゾーさんも非常に有意義な時間を過ごすことができた。

春の一大イベントに向けて、バスはオスもメスも腹ごしらえをする!

――というわけで、今月は前よりもさらに進んだ季節感で話をいただきたいんですが。

清水「前回は春の入口的なところが…五寒二温とかから三寒四温ぐらいになってきて、今まさに三寒四温になってきて桜も開花したね。4月を過ぎて、真ん中ぐらいになると、ゼロ寒とかなるんじゃないかな(笑)。まあ、まだ朝が寒いからね、水温も急には上がりにくい。場所によるけど、水温は今寒いエリアで10度、暖かいエリアで15度くらい? なんじゃないかな、と」

――まさに春、ですね。

清水「冬の終わりからのアクションでいうと、ディープ、深いところのブレイクに浮いてる個体が多いねんけど、そこから一段上がった浅いエリアの何か、っていうのが一つのキーワードになる。あくまでも、狙う拠点を目星に考えていくといいよ。別にライブスコープがなくても釣れる方法っていうのはあるからね。今まで通りの釣りを展開すればいい」

――何か指針になるものってあります?

清水「それでいうと、天気やね。ここ最近、やたらと雨が多いでしょ。その雨をひとつの狙いのファクターにするのがいい。人間的にはこの時期の雨は冷えるし正直しんどいけど、1番釣れるファクターなんですワ。曇りと雨が続く予報は狙い時やね。春はスポーニングというバスにとっての一大イベントを控えているから、バスも行動が荒々しいんですワ。食うときはもう俗に荒食いモードに入るし、水温が下がったりで食わへんとなったら、超ナーバスになって口を閉じるし。何と言っても、子孫を繁栄させなあかんから警戒心がめっちゃ強いねん。でも、産卵行動には体力も必要やから、体力増強のために食わなあかんから、食べられるときに一気に食う」

――なるほど。食う、食わないが極端なんですね。

清水「すっごい極端。高気圧がバンって張ったら全く食わへんし。まあでも、ビッグチャンスっていうのは1日の中でも訪れるねん。例えば、晴れていて無風、水温が13~15度くらいだとすると、朝の2時間、夕方の2時間…この時間帯がマジックアワーやねん。春はそれが顕著に出る季節やね。朝ラッシュが起きて、昼間はチーンって“無”になって、また夕方暗くなる手前の2時間ぐらいに、また食い出す」

――そういう時間帯に集中して釣りをすればいいということですね。

清水「そうです。そこでひとつ、皆さんにやってもらいたいのが、ポンプリトリーブ・テクニック。まあ、春の鉄板ルアーはもちろんやってもらって構わないよ。ジャックハンマー・ステルスブレード、フラットフォース、ワイルドハンチ、Dゾーン…朝夕はこれらで普通に食う。で、食わなくなった時間帯は、ポンプリトリーブのような、ちょっとトリッキーなアプローチを試してみるといい」

――これまたオールドスクール的な技ですね!

清水「それがいいんですワ~。もうスーパーオールドスクール・テクニックでしょ。大昔、琵琶湖に来たラリー・ニクソンが僕たち日本人に教えてくれた伝説の技。その時、下野さんがガイドしていたんやけどね。で、それを見様見真似でいち早く覚えたって感じ。でね、これをやるのに、Xオーバーがめっちゃ向いてるんですワ。ジャーキングするんじゃなくて、ロッドワークでビューって引いてきて、止めて、フワ~って浮かして止めて。で、またブルブルブルって引いて潜らせて泳がせて、止めて、フッて浮かす。スポーニングに絡んだ魚にこのアクションは有効ですね」

――どの辺で魚が反応するんですか?

清水「ルアーを引っ張っている時にはほとんどアタリはない。あるのは、ポンプしたあと…ラインを巻いている時の微弱なアクション時に、コンッてくることが多いよ。ルアーがサスペンドしている時よりも、ゆっくりフラフラ浮上してたり軽く動いている時の方がパッて食ってくる」

――アクション、テクニックとしては簡単そうですね。

清水「ロッドさばきで引くだけやからね。ひとつ、コツがあるんやけど、ラインはダルンと緩めるのではなく、張らず緩めずにしてほしい。それが難しければ、何なら張っててもらっていいよ、って話(笑)。ルアーを止めたまま放っておくのが一番アカンから、常に何かしらのテンションで微弱でも動いているのがキモですワ。一度潜らせたルアーを、徐々に水面の方に上がらせるイメージで、張った状態で巻いてきてほしい」

――わかりやすいですね! ルアーの完全サスペンドとかじゃなくてもいいんですよね。

清水「全然いい。僕が最近使っている中では、Xオーバーが1番やりやすいんちゃうかな。めっちゃタイトやし、普通に巻いても釣れるルアーやからね。基本はタイトウォブリング。シャッドっぽい…大きなシャッドの動きやからさ。すごく使いやすいと思う。ポンプリトリーブにはもってこいのルアーやね」

クリア~ステインな水質であれば、この時期は特に小魚ライクなカラーが効果的。キラキラフラッシュさせてリアクションバイトを誘おう。

ポンプリトリーブにひと工夫入れることでバイト倍増!

――では、そのオールドスクールなテクニックをあらためて教えて下さい!

清水「ポンプリトリーブは、竿を水平の位置から肘を起点に上方向に上げていくのが一般的やねんけど、横ポンプってのもある。下野さんがラリー・ニクソンの縦にさばくポンプを見て、ちょっと潜る仕様の横ポンプに改造したのが始まりの応用ワザ。厳密に言うと横下ポンプやね。横から斜め下へのロッドワーク。縦だと、ちょっとずつルアーのレンジが上がってくるけど、横は、レンジをキープさせるイメージ。状況によって使い分けできると幅も広がるね」

――Xオーバーはどれくらい潜るんですか?

清水「大体1.5mくらいかな。超フルキャストして巻いてくれば2mぐらい潜るよ。レンジは自分で調節できるから、その潜行深度の範囲内でチョイスしてくださいな。ポンプリトリーブなら、1.5mくらいは潜るから、狙っている水深が4mぐらいでも全然問題ないってこと。基本的に、ブレイクやちょい沖に浮いている魚…下から突き上げてくる魚を釣ろうっていう話やから、追わせて食わせられるよ」

――1.5m前後のレンジをキープしながらの、ストップ&ゴーのようなアクションということですね。

清水「そうやね。まあ、浮かす時間にもよるけどね。ちなみに、竿を立てながらの縦ポンプで引いてくれば、表層まで狙うことができるよ。具体的に説明すると、キャストして、ルアーを着水させたら、すぐに潜らせて、そこからスタート。横さばきでいくと、竿先をルアーの方向にむけて、横にグイ~ッと引っ張っていく。竿でルアーを引っ張る感じ。引っ張りきったらラインスラックを巻き取りながら竿をルアーの方向に戻していく。基本はこの繰り返し」

――リールで巻きながら、ではなく、竿でルアーを動かすのがキモですね。

清水「でね、ルアーの軌道先に立木や岩などの障害物があれば、止めて浮かせている時に1回だけ、トゥイッチ。ジャークじゃなくて、トゥイッチ、チョンって動かすだけ。1回動かしてあげるみたいな。Xオーバーのすごいところは、そうやって動かした時に、ちゃんとダートしてくれるところやねん。キレ良くピッと動いてくれる。リアクションを誘うのでも、ものすごく有利に働くと思う。特に今の時期はね。コレを使いこなせれば、多分、プレッシャーのかかっている入鹿池のようなフィールドでも釣れるよ。みんなも一度試してほしいなと思う」

――リアクション・ポンプリトリーブですね。

清水「チョンチョンやることが僕なりのハイブリッド。それがXオーバーならすごくやりやすいし、バスのスイッチも入れられる。グイ~ッて引いて、ラインスラックを取りながらチョンチョン。ラインは張ったまま。スラックを溜めたらダメですよ。シビアなアタリが分からなくなるし、アングラーの意図したアクションをダイレクトに伝えることができないからね。ちなみに、このチョンチョンは毎回やらなくてもええから。たまにでいいよ。

――ちなみに、入鹿池のときはどんなカラーを?

清水「コールドシャッドっていう、寒い時期にすごく効く色。白っぽくて側線がピンク。春っぽい色やけど、どの季節にも効くと思うよ。僕は春先にメインで使う色やね。フラットフォースやワイルドハンチにもあるから。あと、ジャックハンマーもね。それは、水の色に合わせて使い分けやね。濁っていたらもっとチャートっぽい色でも全然問題ないし、クラウンでもいい。ていうか、色の話をするとまた1時間くらいかかるから、また別の機会に(笑)。とにかく、濁っていたらチャート系とかピカピカきらめき系の光を放つ色でいいんじゃないかと。クリアウォーターなら白っぽい色とかゴースト系をチョイスやね」

入鹿池での価値ある1尾。カラーはコールドシャッド。春の時期は特に、ポンプリトリーブのようなメリハリの効いたヨコ移動のアクションが効果的。

――先程お話されていた“雨”は釣れるファクターだっていうキーワードですが、雨が降ることによってバスのスイッチが入るとか、そういうイメージですか?

清水「スイッチというか警戒心が失せる。さっき言ったように、春はやっぱりナーバスになってる。熊の、冬眠前の荒食いモードとよく似てる感じ。なので、そういったナーバスになるファクターが雨によって消えるということ。あとは、低気圧ってのも活性化するね。気圧が下がって、 ベイトもちょっと表層や岸寄りに浮いてくるっていうのもある。浮いたベイトはバスからは追い込みやすくなるから、格好のターゲットになるしね。そこに雨や降ったり風が吹いたりすると、警戒心が失せて釣れる、という構図ができあがる。ローライトの夕方が釣れるっていうのも、ベイトが水面に寄るプランクトンや虫系を狙って浮いてくるっていうのもそうやし。一度、そういった自然のファクターに素直に身を委ねてみるのもええよ」

――寒い時でも雨が降ったら次に暖かくなるっていうサイクルが、魚たちにも分かっているのかもしれませんね。

清水「それは十分あると思う。“もうスポーニングや、餌1食分食べとかなアカンわ”っていう気持ちになるんちゃう? 雨降ったから、曇ってるから、みたいな感じでね。これはすごい大事なことやから覚えていて損はないと思う。ずっと言ってることやけど、やっぱり人間って忘れる生き物やからね。だから、読者の皆さんも何回も繰り返し学んで、理解度を高めていければいいんじゃないかと。僕らの立場の人間が言うことによって、やっぱり思い出すことも多々あるしね。ゴルフもそうやねん。僕、ゴルフは自分がアマチュアやからさ、テクニックとかすぐ忘れるんですワ。だから、ゴルフは忘れ物のスポーツやって言ってるんですよ。覚えたことをすぐ忘れて、できなくなる。でも、釣りも多分一緒やと思うねんな。アマチュアの方からすれば。学んだ釣り方とか、できていたことがしばらく経つと忘れてしまうねんな。でも、1回それを学んでいたら、ちょっとしたきっかけで思い出せる。だから、何回も何回も繰り返しこうやって僕らが言うことによって、また思い出すきっかけになればいいなと思ってる。知ってるつもりじゃなくて、知ってて、それを使いこなさないとアカンかな」

――はい。

清水「ということでまとめると、いつも言ってるけど、釣りに行かないと魚は釣れません。ルアーを付けたら投げないと、巻かないと、動かさないと魚は釣れへん。フィールドに出て、肩ヒジ張らないで、自然を感じて遊ぶのが釣りやからね。釣れても釣れなくても、釣りって面白いから。もちろん釣れるに越したことがないけどね。でも、こうやって話しているだけで、なんかワクワクするでしょ? ああやったら釣れる、こうやったら釣れる、って妄想するだけで楽しい」

――そこで釣れたら、楽しさ倍増ですね!

清水「もちろん、釣れた方が楽しいに決まってる。やっぱり魚を釣りたいから釣りに行くんやし。だから、せっかく釣り場に行ける時間を紡ぎ出せたのなら、1日を通して、あれこれ考えながらやってもらったらいいんじゃないかなと思いますね」

雨、風、レンジ、水温…バスの食い気モードにアジャストできれば、皆さんもこういったクオリティフィッシュを獲ることが可能だ。

<モリゾー・おすすめタックル> エックス・オーバー使用Ver.
●ロッド:CSYC-610ML シナジー・リッピンフィート(EG)
●リール:ジリオンSVTW1000 *6.3:1(DAIWA)
●ライン:エクスレッドNS10ポンド(東レ)

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