３７歳ダルビッシュの柔軟性 野球ゲームからヒント得ることも ＹｏｕＴｕｂｅｒとも交流 - スポーツ報知

◆米大リーグ　パドレス４―０ドジャース（１２日・米カリフォルニア州サンディエゴ＝ペトコパーク）

　パドレスのエース・ダルビッシュ有投手（３７）が１２日（日本時間１３日）、日米通算２００勝に王手をかけた。本拠地・ドジャース戦に先発し、５回２死まで完全投球。７回２安打無失点の快投で今季３勝目を挙げた。

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　０３、０４年の甲子園を沸かせたダルビッシュも今年８月で３８歳になる。だが、投球同様に“変幻自在”の柔軟性が進化の秘けつなのだろう。首の張りから４月３０日（同５月１日）に復帰して以降、投球フォームを変え、新しい練習法も取り入れた。日頃からＳＮＳなどで情報収集。配球のヒントを野球ゲームから得ることもあり、ＹｏｕＴｕｂｅｒとの交流もある。時代を読み、今を生きる。

　「悪いフォームで投げると体が張るし、疲れる。体のサイズとかも落ちていきます。でも、ちゃんと自分に合うフォームにすることによって、意外と（体力や技術が）落ちていくのを食い止められるのかなという気はしてます」

　前日１１日（同１２日）の練習後にはドジャース側のブルペン後方に移動し、山本由伸投手（２５）の投球練習を食い入るように見つめる様子があった。「（動画で見た）ボールが強烈だったんで、間近で見たいというのがあって。体の動きだとか、自分に生かすというところで」。後輩からも貪欲に吸収しようとする。昨年２月には３６歳でパドレスと６年契約を結んだ。球団側からの信頼を得た背景にはこうした日々の取り組みがある。（中村　晃大）

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